Rags and Tatters from the Far North of JapanOnly a few decades ago, Tohoku \"snow country\"- and especially Aomori Prefecture - was synonymous to most Japanese with dire poverty. Situated dead-end on the northernmost tip of the main island of Honshu, Aomori was home to dirt poor farmers who, out of desperate necessity, created an astonishing textile aesthetic out of boro - mere \"rags.\"青森の津軽に見られるこぎん刺しや、南部の菱刺しは、昭和初期の民芸運動に発見されて、一躍脚光を浴びるようになったが、東北の農民のもっと肌に近い日常のなかで生きてきた\"ぼろ\"は、いまだに顧みられることもなく、「貧しい東北を象徴するもの」として、きれいさっぱり忘れ去られようとしていた。\"ぼろ\"の数々は、東北地方でほとんどただ一人、昭和40年代から青森県内の山・農・漁民を歩き回り\"ぼろ\"を探し求め、保存してきた民俗学者・田中忠三郎(1933-2013)のコレクションで構成されている。その時あるものを、なんでもいいから重ね合わせて、少しでも温かく、丈夫にしたいという切実な欲求から生まれた純度の高い衣服には、思いがけない美の世界が内包されている。【Edited by】小出由紀子(Yukiko Koide) and 都築響一(Kyoichi Tsuzuki) 出版社 publisher:アスペクト/ASPECT Corp.刊行年 year:2009ページ数 pages:128 pサイズ size:H210×W168mmフォーマット format:ソフトカバー/softcover言語 language:和文/英文-Japanese/English【状態】condition A/ Very Good※価格交渉はご遠慮願います